MHL・SlimPortの変換についてMHL・SlimPortについて MHL(Mobile High-definition Link)とSlimPortについて、似ているのでまとめて記載する。 MHL及びSlimPortは携帯機器向けのインターフェースで映像信号等を送信する。 共にマイクロUSBコネクタを流用し(ver.等により異なる物もあるのでその場合は随時変換)、スマホ等のコネクタをそのまま使え、また いわゆるHDMIリンクにも対応している模様 二つの主な違いは ・MHLがHDMIの規格に対応するのに対し、SlimPortはHDMIの他にDVI・VGA・DisplayPortにも対応する。 ・MHLは電源供給が必要だが、SlimPortは不要 ・現状(2013年12月)で、MHL対応品はいくつかあるが、SlimPort対応品はGoogleのNexus系くらいで、変換等の対応品が数が少なく値段が高め。 ・それぞれに互換性はない。 MHL ⇒ USB Type-C(USB-C) 変換 MHL ⇒ DisplayPort(DP) 変換 HDMIからと同様に困難だが対応製品の少なさから、更に困難 USB-C・DPの映像入出力は基本的にはDPなので、DVI出力信号を何らかの処理でDP出力信号に変換しなければならない 単純なケーブル変換は諦めた方がいい MHL ⇒ HDMI 変換 MHLはHDMIに対応しているので無劣化で変換可能。 と言うか、MHLをそのまま入力できるディスプレイを特に知らないのでこれ一択だと思う・・・ 上記にもあるが電源供給が必要なので、MHL未対応のHDMI端子には電源供給が必要となる。(おかげである程度充電が可能になるらしい) 接続例1: MHL出力を持つスマホ・タブレット等をHDMIで接続できるディスプレイ等につなぐ例。 MHL出力 ⇒ iBUFFALO MHL専用変換アダプタ ⇒ HDMIケーブル ⇒ ディスプレイ等に入力 ┗microUSB電源が必要 若しくは MHL出力 ⇒ ELECOM MHL変換ケーブル ⇒ ディスプレイ等に入力 ┗microUSB電源が必要 接続例2: MHL出力を持つスマホ・タブレット等をMHL対応のHDMIで接続できるディスプレイ等につなぐ例。 上記の接続例1でmicroUSB電源供給が不要になる(・・はず。対応機器が少ないせいか、実際に接続したパターンが見当たらなかった) MHL ⇒ DVI・VGA・D端子・コンポーネント・S端子、RCA端子 変換 MHLの変換は、ほぼ上記のMHL⇒HDMI変換なので、一旦HDMIに変換したのちに それぞれ HDMI⇒DVI HDMI⇒VGA HDMI⇒D端子 HDMI⇒コンポーネント HDMI⇒S端子、RCA端子 を参考に再変換してもらいたい。ただし、二重(またはそれ以上)の変換であり、相性やそもそも無理な可能性もある為、注意。 SlimPort ⇒ HDMI 変換 SlimPortはHDMIに対応しているので無劣化で変換可能。 MHLと違い電源供給が必須ではないので、取り回しが楽と思われる。 接続例1: SlimPort出力を持つスマホ・タブレット等をHDMIで接続できるディスプレイ等につなぐ例。 SlimPort出力 ⇒ Analogix変換アダプタ ⇒ HDMIケーブル ⇒ ディスプレイ等に入力 ┗スマホ充電したい時はmicroUSB電源が必要 若しくは SlimPort出力 ⇒ Analogix 変換ケーブル ⇒ ディスプレイ等に入力 (スマホ給電不可) ※上記商品、並行輸入品であり、高値の場合があるので注意
SlimPort ⇒ DVI 変換 SlimPortはDVI対応のではあるが、直接変換する機器は見つからなかった。 上記のSlimPort⇒HDMIの後、HDMI⇒DVIを参照。 SlimPort ⇒ VGA 変換 SlimPortはVGA対応の為、機器がアナログ出力可能ならば変換可能。 接続例1: SlimPort出力を持つスマホ・タブレット等をVGA接続できるディスプレイ等につなぐ例。 SlimPort出力 ⇒ Analogix変換アダプタ(HDMI/VGA) ⇒ VGAケーブル ⇒ ディスプレイ等に入力 ┗スマホ充電したい時はmicroUSB電源が必要 ※上記商品、並行輸入品であり、高値の場合があるので注意
SlimPort ⇒ D端子・コンポーネント・S端子、RCA端子 変換 SlimPortからアナログ信号はSlimPort⇒VGA変換で可能なので、一旦VGAに変換したのちに それぞれ VGA⇒D端子 VGA⇒コンポーネント VGA⇒S端子、RCA端子 を参考に再変換してもらいたい。ただし、二重(またはそれ以上)の変換であり、相性やそもそも無理な可能性もある為、注意。 |